付属品のチェックポイント
チェックの重要度は低くなってきますが、PC周辺の付属品についてチェックポイントを押さえておきます。ラップトップPCのACアダプター
中古ラップトップPCにもともと付属していたACアダプターであれば、ほぼ問題ないでしょう。前述した「電解コンデンサーの寿命」が気になるところですが、通常の使い方をしている限りでは、ACアダプターの箱型ユニット部分が高温になることはありません。コンデンサーのところで触れた、かなり長い寿命が期待できる「65℃」という温度は、すでに触れば火傷するほどの温度です。そこまで過熱したACアダプターはあまり見かけません。したがって、あまり神経質になる必要はないでしょう。問題は「もともと付属していたACアダプター」ではないものが付属しているケースです。同型機種向けのものならばもちろん大丈夫ですが、そうでないとなると気をつける必要があります。
というのは、実を言うとACアダプターというものについては「きちんと決まった規格がない」のです。それぞれのメーカーが好き勝手に作っています。ですから、見た目が似ていても中身は全然ちがうということがありえます。
たとえばPC本体にさし込むプラグ部分ですが、メーカーがちがうとほとんどの場合適合せず、ピタッと入りません。あえてそういう風に、他社の製品に合わせられないように作ることで流用を防止し、発熱・発火など不慮の事故を防いでいるという事情もあるのです。
- どうしても流用しなければならないときは……
この場合にチェックすべきポイントを挙げます。
スイッチングアダプターであること
ACアダプターには「トランス式」と「スイッチング式」の2種類があります。
「トランス式」は古い方式で、オーディオ信号のノイズが抑えられるため、音響機器によく使われます。ずっしりと重く、かさばるのが欠点です。
「スイッチング式」は比較的新しい方式で、小さい、軽い、効率が良いと、多くの点でトランス式をしのぐ性能を発揮します。
PC用としてはスイッチング式が向いています。トランス式は避けてください(音響関係機器以外では、そもそもあまり出回っていませんが)。
プラグの形状と極性
PC本体のコネクターにぴったりと適合しなければならないのは当然です。元の電源プラグを抜き、通電しない状態でピンプラグを差して確認しましょう。
ぴったり適合したとしても、確認すべきことはまだあります。プラグ中心がプラスなのかマイナスなのかが、モノによってちがうのです。接続する機器の背面に、たいてい図が示されています。+の記号が中黒の丸印につながっていれば「センタープラス」-の記号が中黒の丸印につながっていれば「センターマイナス」です。これをまちがうと、最悪の場合、本体の電源部をこわします。しっかり確認してください。
- 電圧と電流
まず、電圧はぴったり同じ数値でなければなりません。9ボルトならば9ボルト。10ボルトなら10ボルトです。大きくても小さくてもダメです。ぴったり同じ数値のものを選んでください。
他方、電流は、mA(ミリアンペア)の単位で記してあるものをチェックします。こちらは、ぴったり同じでなくてもOKです。ただし、元のものより小さくてはいけません。元と同じか、少し大きいならば大丈夫です。
なおも注意をうながしたい点があります。まれにではありますが、いい加減な作りのACアダプターも世の中には存在しており、表示されている通りの電圧・電流を出力しないこともあります。もちろん、そんなモノは使えません。極端な安物にはたまに見られますので、気をつけましょう。
- 取り扱い説明書のたぐいは不要
- プリインストールされているOSやアプリケーション
OSに関しては、Windows機ならWindows10、Macintosh機なら最新のmacOSの中古PCを選びましょう。Windows7のサポート期限は2020年1月14日までしかありません。Windows10ならば2025年までサポートが続きます。Windows7も決して出来が悪いわけではありませんが、Windows10に比べれば、よほど特殊な事情がない限りは選ぶ理由はないでしょう。
また、Windows8はおそろしく使いにくいOSとの定評がありますので、むしろ積極的に避けたいところです。
ということで、WindowsならWindows10のマシンを選びましょう。
- リカバリーCD・DVD・必須ではない
これも、中古PCにもともと付属していたものがそのまま付いていれば、何かあったときのためには助かります。
しかし、最近はCDやDVDなどの光学ドライブを搭載していないラップトップPCも多くなってきました。ネットにさえつながっていれば動画や音楽を楽しめますし、ほとんどのアプリケーションソフトもオンラインでダウンロード&インストールできます。そういう事情で、光学ドライブの必要性が低くなっているのです。
OSの再インストールも同じです。肝心のメインPCがダウンしていたとしても、予備のPC(あるいはお知り合いのPC)がネットにアクセスでき、USBメモリーが使える環境であれば、十分に対応できます。
Windows10、macOS、いずれの場合も、OSのイメージファイル(ISOファイル)をダウンロードして、USBメモリーに書き込み、このUSBメモリーからブートすることでOSの再インストールが可能です。
このような次第ですので、リカバリーCDやDVDは必須ではありません。
- プリインストールされたOffice
「Office互換」をうたうアプリケーションソフトは意外と多く、有料で廉価版ならキングソフト社のほか、ソースネクスト社、ジャングルストア社、イーフロンティア社など5種、無料版は上に挙げた2種があり、Google Chromeブラウザーの拡張機能でも WordとExcelとPowerPointと互換性のあるファイル作成ができます。
しかしいずれも実際は「ある程度高い互換性」でしかありません。おのずと制約・限界はあり、ファイルが正規のOfficeで開けなかったり、正常な表示ができなかったりといった問題は頻発しています。多少、値ははりますが、正規品のOfficeを選びましょう。
ちなみに、最新のOffice 365はオンラインで契約&ダウンロードできますが、月額10ドルと高価ですので、あまりおすすめできません。むしろOffice 2016か、もう少し古いOffice 2010くらいの方が使いやすく、安定していますのでおすすめです。少し安く手に入るかもしれません。
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